はい、頼んで大丈夫です。ボトックス・フィラー・スキンブースターなどの注入施術で、どの製品を使うのか尋ね、注射の前に箱やバイアル(小瓶)・シリンジを見せてもらい、量を確かめるのは、患者としてごくふつうの確認です。韓国・ソウルの美容皮膚科でも、製品名を見積もりに書く、施術の前に未開封の製品を見せる、といった対応は珍しくありません。大切なのは、疑っているように聞こえる言い方ではなく、「記録として残しておきたい」という形で、カウンセリングの段階で先に伝えておくことです。この記事では、なぜ確認する意味があるのか、何を見ればよいのか、ラベルやロット番号から何がわかり何がわからないのか、通訳やコーディネーターを通すときの言い方までをまとめます。
注入施術で製品名を尋ねるのは失礼?

失礼ではありません。製品名を知っておくことは、仕上がりへの期待を正しく持つためにも、今後の施術を安全に続けるためにも役に立ちます。
注入施術では、同じ「ボトックス」「フィラー」という呼び名でも、中身はさまざまです。
- ボトックス(ボツリヌストキシン製剤):輸入品と韓国製の製剤があり、韓国のクリニックのメニューでは製剤ごとに価格が分かれていることが多いです。
- フィラー:ヒアルロン酸の製品ごとに硬さや性質が違い、部位に合わせて選ばれます。輸入品のラインと韓国製のラインで価格が数倍違うこともあります。製品と持続期間の関係は「フィラーはどのくらいもつ?」で詳しく扱っています。
- スキンブースター:成分も目的も製品によって大きく異なり、「何cc入れるか」で価格が決まるものが多いです。
帰国後に日本のクリニックで追加の施術を受けるとき、あるいは腫れや違和感が出て相談するとき、「何を・どのくらい入れたか」がわかっていると、医師が判断しやすくなります。製品名を尋ねるのは、クリニックを疑う行為ではなく、自分の治療記録を作る行為だと考えてください。
いつ、何を確認すればいい?
確認のタイミングはカウンセリングのときと注射の直前の2回が基本です。施術ベッドに横になり、麻酔クリームを塗ったあとに初めて切り出すと、お互いに慌ただしくなります。
カウンセリングで確認したいこと
- 使う製品の名前(輸入品か韓国製か、メニュー上のどのラインか)
- 量の単位と量:ボトックスなら「単位(u)」または「部位数」、フィラーなら「部位」または「cc」、スキンブースターなら「cc」
- 見積もりや同意書に、製品名と量を書いてもらえるか
- 注射の前に製品を見せてもらえるか
注射の直前に確認したいこと
- カウンセリングで聞いた製品と同じものか
- 未開封の状態か(フィラーやブースターのシリンジは、ふつう密封包装されています)
- 量の表示(例:1cc、2cc)が説明と合っているか
見積もりの段階で製品名と量をそろえておくと、複数のクリニックを比べるときにも役立ちます。比べ方は「同じ旅行で2つのクリニックの見積もりを比べるには?」を参考にしてください。
箱やバイアルのラベルで何がわかる?
ラベルからわかるのは、主に製品名・メーカー・容量・ロット番号・使用期限です。
- 製品名とメーカー:説明された製品と同じかどうか。
- 容量:フィラーやブースターのシリンジなら「1cc」「2cc」など。ボトックスのバイアルなら「100単位」などの総量。
- ロット番号(LOT):同じ条件で製造された製品のまとまり(製造ロット)を示す番号です。
- 使用期限(EXP):期限内かどうか。
- 韓国での表示:韓国国内で流通する医薬品・医療機器には、韓国語の表示が付くのが一般的です。輸入品にも韓国語の表示ラベルが貼られていることがあります。
フィラーなど一部の製品には、カルテに貼るためのシールが付属していることがあり、クリニックによってはそれを患者の記録に貼ったり、写真に撮らせてくれたりします。もらえるかどうかは、遠慮せずに尋ねてみてください。
ロット番号は何の役に立つ?
ロット番号は、あとから「どの製造ロットの製品だったか」をたどるための番号です。万一、製品に関する回収や安全情報が出たとき、あるいは施術後に気になる反応が出て医師に相談するとき、手がかりになります。
ふだんの施術でロット番号を気にする場面はほとんどありません。ただ、海外で受けた施術は、帰国後に同じクリニックへすぐ相談できるとは限りません。製品名・ロット番号・施術日・量をスマートフォンの写真で残しておけば、日本の医師にも正確に伝えられます。次の渡航時にカウンセリングへ持っていく記録としても使えます(「カウンセリングに何を持っていけばいい?」も参照)。
製品を見せてもらっても、わからないこと
箱やシリンジを見ることには意味がありますが、それだけですべてが確かめられるわけではありません。限界も知っておくと、過度に安心したり、逆に不安になったりせずに済みます。
- ボトックスの希釈:ボトックスは粉末の製剤を生理食塩水で溶かして使います。バイアルを見ても、どれだけの液で溶かしたか、そのうち何単位を自分に使うかは見た目ではわかりません。だからこそ「何単位を、どの部位に入れる予定ですか」と単位で尋ねることが大切です。
- 1本を全部使うとは限らない:フィラーやブースターは、部位や状態によって1本を使い切らないこともあれば、医師の判断で量を調整することもあります。量について気になることは、施術前に医師へ確認してください。
- 仕上がりの保証にはならない:製品が正しくても、結果には個人差があります。製品の確認は「安全と記録のための確認」であり、効果を約束するものではありません。
衛生面から、触らせてもらえないこともある
製品を見せてもらうとき、手に取らせてもらえない・開封の瞬間は医療スタッフだけが行うということがあります。これは清潔な状態を保つための、ごく当然の対応です。目の前で見せてもらい、ラベルを写真に撮らせてもらえれば、確認としては十分です。
一方で、使う製品の名前そのものを教えてもらえない、見積もりに製品名や量を書いてもらえない、という場合は、その日に決めずに一度持ち帰って考える選択肢もあります。製品を明かすのは、多くのクリニックにとって負担の大きいことではないためです。
通訳やコーディネーターを通して、どう丁寧に頼む?
ポイントは短く・一つずつ・理由を添えて頼むことです。「疑っている」ではなく「記録したい」という理由を最初に伝えると、通訳する側も言葉を選びやすくなります。
伝え方の例(日本語)
- 「帰国後の記録として残したいので、使う製品の名前と量を教えていただけますか。」
- 「注射の前に、製品の箱かシリンジを見せていただけますか。ラベルの写真を撮ってもいいですか。」
- 「ボトックスは何単位を、どの部位に入れる予定ですか。」
英語で伝える場合
- “For my records back home, could you tell me the product name and the amount?”
- “Could you show me the product before you inject it? May I take a photo of the label?”
韓国語で伝える場合(読み方は目安です)
- 「시술 전에 제품을 보여 주실 수 있을까요?」(シスル ジョネ チェプムル ポヨ ジュシル ス イッスルカヨ?)=施術の前に製品を見せていただけますか。
- 「제품 이름하고 양을 적어 주실 수 있을까요?」(チェプム イルマゴ ヤンウル チョゴ ジュシル ス イッスルカヨ?)=製品名と量を書いていただけますか。
通訳を通すと、細かいニュアンスが抜けることがあります。製品名と量は口頭ではなく紙や見積書に書いてもらうと、聞き間違いを防げます。スマートフォンのメモ画面に上の文を用意しておき、見せるだけでも伝わります。
「見せてください」と言いやすくする小さな工夫
- 予約の段階で一言伝えておく:メッセージで「施術前に製品を確認したい」と伝えておけば、当日あわてずに済みます。
- カウンセリングのメモに書いておく:確認したい項目(製品名・量・単位・見せてもらえるか)を、あらかじめリストにしておきます。
- 写真を撮る許可を先にもらう:院内の撮影ルールはクリニックごとに違います。ラベルだけを撮る、と伝えると許可されやすいです。
- 施術後の記録をまとめる:施術日・製品名・量・ロット番号・担当医を1つのメモにまとめておくと、次回の施術や帰国後の相談で役立ちます。
MIO Clinicで注入施術の製品を確認するには
Seoul Skin NotesはMIO Clinicが運営しています。
製品をはっきり選んだうえで注入施術を受けたい場合、江南のMIO Clinicも選択肢の一つです。MIOのメニューは、製剤や製品ラインごとに価格が分かれて公開されているため、「どの製品か」をカウンセリング前から確認しやすい構成になっています(以下の価格はいずれも執筆時点の公開価格で、VAT別、円換算は1ウォン≒0.11円での概算です。医師を指名する場合は別途KRW 100,000(約1.1万円)がかかります)。
- しわボトックス 3部位:アラガンオリジナルがKRW 189,000(約2.1万円)、ゼオミン・ディスポートがKRW 139,000(約1.5万円)、韓国製プレミアムがKRW 39,000(約4,300円)。数え方は「部位」で、麻酔は使わない施術とされています。MIOの案内では、旅行の初日に受けるのがすすめられています。
- 唇フィラー:ジュビダーム・レスチレン・ベロテロのラインがKRW 349,000(約3.8万円)、韓国製のラインがKRW 99,000(約1.1万円)。同じ部位でも製品ラインで価格が大きく違うので、どちらのラインかを確かめることが特に大切です。フィラーは「部位」単位の価格で、麻酔を使い、旅行の初日の施術がすすめられています。
- リジュランヒーラー 2cc:KRW 189,000(約2.1万円)。こちらは「cc」単位で、麻酔を使い、旅行の最終日に受けるのがすすめられています。
ボトックスやフィラーは、ボトックス・フィラー・リフティングなどを主な領域とするJung Guhyun院長や、リフティング・ボトックス・フィラー・輪郭を主な領域とするShin Seungyong医師など、経験のある医師が担当領域を持って診ています。どの医師が担当になるかは予約時に決まるため、気になる場合はカウンセリングで尋ねてください。
MIOでは、精密な臨床写真とAIを使った顔の分析をもとに医師が施術計画を立てます。分析が診断をするわけではなく、最終的に判断するのは医師ですが、「どの製品を、どの部位に、どのくらい」という説明を、測定したデータに沿って受けられるのは、製品を確かめたい人にとって助けになります。スキン分析は追加料金なしです。製品名や量について気になることは、カウンセリングの段階で遠慮なく伝えてください。
FAQ
注射の前に製品を見せてほしいと頼むのは失礼ですか?
失礼ではありません。製品名や量を確かめるのは患者としてふつうの確認です。「帰国後の記録として残したい」と理由を添えて、カウンセリングの段階で伝えると自然です。
製品の箱やシリンジを見るとき、どこを確認すればいいですか?
製品名とメーカー、容量(ccや単位)、ロット番号、使用期限の4点を見ておくと十分です。ラベルの写真を撮らせてもらえるか、先に許可を取りましょう。
ロット番号は何のために控えておくのですか?
ロット番号は製品の製造ロットを示す番号で、回収や安全情報が出たとき、または施術後に気になる反応が出て医師に相談するときに、どの製品だったかをたどる手がかりになります。
ボトックスのバイアルを見れば、入れる量もわかりますか?
わかりません。ボトックスは粉末を生理食塩水で溶かして使うため、見た目では希釈や使用量は判断できません。「何単位を、どの部位に入れる予定か」を単位で尋ねることが大切です。
製品を手に取らせてもらえないのは問題ですか?
問題ではありません。清潔な状態を保つため、開封や取り扱いを医療スタッフだけが行うのは当然の対応です。目の前で見せてもらい、ラベルを確認できれば十分です。
通訳を通すとき、うまく伝えるコツはありますか?
短い文で一つずつ頼み、「記録したい」という理由を添えることです。製品名と量は口頭だけでなく、見積書やメモに書いてもらうと聞き間違いを防げます。
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Seoul Skin Notes は、ソウル・江南の美容クリニック「MIO Clinic」の公式ジャーナルです。ソウルでの施術をご検討中なら、MIOクリニックのスタッフがLINEでご相談・ご予約に対応します(日本語対応)。気になる施術をお知らせいただければ、あなたに合った選択肢をご案内します。
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