ソウル・江南のMIOクリニックが価格表に載せているリフティングの主なラインは、ウルセラプライム、サーマクール、オリジオ、シュリンクの4つです。大きく分けると、ウルセラプライムとシュリンクは超音波(HIFU)で皮膚の深い層に熱の点を作る機器、サーマクールとオリジオは高周波(RF)で皮膚の層を面で温める機器です。4つとも価格は「ショット数」で表示されていますが、1ショットの中身は機器ごとに違うので、金額だけを並べても比較にはなりません。表示上、麻酔が必要とされているのはウルセラプライムだけで、残りの3つは「一瞬チクッとする程度」とされています。顔全体の施術は、どれも旅行中のどの日に入れても構わないという目安です。どれが合うかは、たるみの位置や皮膚の厚み、脂肪の量を医師が直接見て決めます。この記事を読んでも「これにすべき」とは決められません。代わりに、カウンセリングの前に頭に入れておくと役に立つ整理をお伝えします。
※この記事の価格は、執筆時点でMIOが公開しているものです。すべてVAT(付加価値税)別の表示で、医師を指名する場合は10万ウォン(約11,000円)が加算されます。円換算は1,000ウォン≒約110円で計算した概算です。為替によって変わります。
4つのラインを1枚の表で見ると、どう違いますか?

違いは「エネルギーの種類」「価格を数える単位」「麻酔の有無」「旅程の目安」の4点で整理できます。MIOの価格表から、顔全体用の代表的な行を抜き出して並べました。
| ライン | エネルギーの種類 | 価格の単位 | 代表的な価格(VAT別) | 麻酔 | 旅程の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウルセラプライム | 超音波(HIFU) | ショット | 300ショット 1,090,000ウォン(約120,000円) | 必要 | いつでも可 |
| サーマクール | 高周波(RF) | ショット | 300ショット 1,190,000ウォン(約131,000円) | チクッとする程度 | いつでも可 |
| オリジオ | 高周波(RF) | ショット | 300ショット 349,000ウォン(約38,000円) | チクッとする程度 | いつでも可 |
| シュリンク | 超音波(HIFU) | ショット | 300ショット 59,000ウォン(約6,500円) | チクッとする程度 | いつでも可 |
「同じ300ショットなのに20倍近い差がある」と見えますが、ショットの大きさ、届く深さ、1回で照射する範囲は機器ごとに違います。ショットという単位の読み方は、韓国のリフティング価格表にある「ショット」とは?で詳しく解説しています。ここでは「単位の名前が同じでも中身は違う」という一点だけ押さえておいてください。
ウルセラプライムはどんな施術で、MIOではどう売られていますか?
ウルセラプライムは、画面で皮膚の断面を確認しながら超音波の熱の点を深い層に置いていく機器です。一般的には、筋膜に近い層(SMAS)まで届く深さで照射できることから、輪郭のたるみに対して使われることが多い機器とされています。
MIOの価格表(VAT別、執筆時点)
- ウルセラプライム 100ショット:399,000ウォン(約44,000円)
- ウルセラプライム 300ショット:1,090,000ウォン(約120,000円)/通常価格 1,290,000ウォン
- ウルセラプライム 600ショット:1,890,000ウォン(約208,000円)
- アイ/ダーマ ウルセラ 100ショット:399,000ウォン(約44,000円)
痛みと麻酔:4ラインの中で、MIOが麻酔を「必要」としているのはウルセラプライムだけです。深い層に熱を入れるため、骨に近い部位では響くような痛みを感じる方が多いとされています。麻酔の時間がかかる分、予約全体の所要時間も長くなります。麻酔の有無で分類した記事(韓国・ソウルのリフティング施術、麻酔が要るのはどれ?)もあわせてご覧ください。
ダウンタイム:直後に赤みや軽いむくみが出ることがあり、数日から1〜2週間ほど、押すと痛む・顎周りがこわばるといった感覚が残る場合があります。まれに、一時的なしびれや、点状の赤み・やけどのような反応が出ることもあります。
旅程の目安:顔全体のウルセラプライムは、MIOの案内では旅行中のどの日でも構わない扱いです。一方、アイ/ダーマ ウルセラ 100ショットは「最終日」推奨とされています。目元の施術は旅行の最後に回す前提で考えておくとよいでしょう。
サーマクールはどんな施術で、MIOではどう売られていますか?
サーマクールは、単極型の高周波(モノポーラRF)で皮膚の層を広く温める機器です。一般的には、点で深く打つHIFUと比べ、皮膚そのものの質感やハリ、肌全体の引き締まり感を目的に選ばれることが多いとされています。
MIOの価格表(VAT別、執筆時点)
- サーマクール 300ショット:1,190,000ウォン(約131,000円)/通常価格 1,290,000ウォン
- サーマクール 600ショット:1,990,000ウォン(約219,000円)/通常価格 2,090,000ウォン
- アイサーマクール 225ショット:1,190,000ウォン(約131,000円)
- アイサーマクール 450ショット:1,990,000ウォン(約219,000円)
顔用は300・600ショット、目元用は225・450ショットで、目元用はショット数が違うのに価格は同じ段階に設定されています。顔と目元で1ショットの範囲が違うためで、ショット数だけを見て「目元のほうが少ない」と考えないようにしてください。
痛みと麻酔:MIOの区分では「チクッとする程度」で、麻酔は前提にされていません。熱を感じる瞬間はあるため、出力の調整を含めて施術中に医師へ伝えて問題ありません。
ダウンタイム:赤みやほてりが数時間から当日中に引くことが多いとされています。まれにむくみや一時的な凹凸感が出ることがあります。
旅程の目安:顔・目元とも、MIOの案内では日程の制約はありません。
オリジオはどんな施術で、サーマクールとはどう違いますか?
オリジオも、サーマクールと同じ単極型の高周波(RF)で皮膚を温める機器です。韓国で開発された機器で、同じ系統のRFとして比較されることがよくあります。ただし、同じ効果が安く得られる機器と言い切ることはできません。チップの形、1ショットの範囲、出力の設計が異なり、どちらが合うかは肌の状態と目的によって変わります。
MIOの価格表(VAT別、執筆時点)
- オリジオ 300ショット:349,000ウォン(約38,000円)/通常価格 390,000ウォン
- オリジオ 630ショット:690,000ウォン(約76,000円)
- アイオリジオ 200ショット:390,000ウォン(約43,000円)
- アイオリジオ 430ショット:690,000ウォン(約76,000円)
アイオリジオ200ショット(390,000ウォン)が顔用300ショット(349,000ウォン)より高いのも、目元専用の設定だからです。ここでも、ショット数と価格は機器・部位ごとに読む必要があります。
痛みと麻酔:MIOの区分では「チクッとする程度」です。
ダウンタイム:一般的には赤みやほてりが短時間で落ち着くことが多いとされますが、個人差があります。
旅程の目安:顔・目元とも日程の制約はありません。
シュリンクはどんな施術で、なぜ価格帯がこれほど違うのですか?
シュリンクは、韓国で開発された超音波(HIFU)機器です。仕組みはウルセラプライムと同じHIFUですが、照射中に断面を映す機能の有無や、出力・カートリッジの設計が異なります。1回あたりの費用を抑えて、短めの間隔で繰り返す使い方をされることが多い機器です。
MIOの価格表(VAT別、執筆時点)
- シュリンク 300ショット:59,000ウォン(約6,500円)/通常価格 79,000ウォン
- シュリンク 600ショット:109,000ウォン(約12,000円)/通常価格 139,000ウォン
- アイ/ダーマ シュリンク 100ショット:39,000ウォン(約4,300円)
- シュリンク 300ショット + オリジオ 300ショット:399,000ウォン(約44,000円)/通常価格 430,000ウォン
最後の行は、HIFU(シュリンク)とRF(オリジオ)を1回の来院で組み合わせるセットです。深い層と皮膚の層を同じ日に扱う考え方で、ウルセラプライム+サーマクールのセット(300ショットずつで2,190,000ウォン、約241,000円)と同じ発想を、別の価格帯で組んだものと見ることができます。セットが単体の合計より安くなる理由は、リフティング機器を「2台セット」で受けると1台より安くなるのはなぜ?で解説しています。
痛みと麻酔:MIOの区分では「チクッとする程度」です。同じHIFUでもウルセラプライムとは扱いが違う点を覚えておくと、予約時間の見積もりに役立ちます。
ダウンタイム:赤みや軽い圧痛が数日続くことがあります。HIFUに共通する、まれなしびれや点状のやけどのような反応の可能性もあります。
旅程の目安:顔・目元とも日程の制約はありません。
4つの価格を比べるときに気をつけることは?
比べてよいのは「同じ機器の中のショット数の違い」までです。 機器が違えばショットの意味が違うため、「1ショットあたり何ウォンか」を機器をまたいで計算しても、施術の量を比べたことにはなりません。
そのうえで、次の4点を確認しておくと、当日に提示される金額との差が小さくなります。
- VAT別表示:表示価格に付加価値税(10%)が加わります。
- 医師指名料:指名する場合は10万ウォン(約11,000円)が加算されます。
- 通常価格と現在価格:一部の行には通常価格が併記されています。価格は変わることがあるため、「執筆時点の公開価格」として読んでください。
- ショット数は当日決まる:顔の大きさ、皮膚の厚み、たるみの位置によって、適切なショット数は変わります。300ショットで予約しても、診察の結果で提案が変わることはあります。
どんな人には向かない、または慎重に検討すべきですか?
リフティング機器は、すべてのたるみに効くわけではありません。一般的に、次のような方は慎重な判断が必要とされています。
- 顔の脂肪がもともと少なく、頬がこけて見えやすい方:深い層への熱で、かえって痩せた印象になることを気にする方がいます。HIFUを使うか、どの深さで照射するかは医師の判断が特に重要です。
- たるみが大きく、皮膚の余りがはっきりしている方:機器では変化が足りないことがあり、外科的な方法との比較が必要になる場合があります。
- ペースメーカーなど体内に電子機器がある方:高周波(RF)機器は特に注意が必要です。必ず事前に申告してください。
- 妊娠中・授乳中の方、施術部位に炎症や傷がある方:時期をずらすのが一般的です。
- 最近ほかのクリニックでフィラーや糸の施術を受けた方:施術の時期と部位を伝えてください。
また、その日のうちに劇的に引き上がることは、生理的にあまり起こりません。直後にすっきりして見える変化の一部はむくみや一時的な反応によるもので、皮膚の変化は数週間から数か月かけて出てくると説明されるのが一般的です。効果の続く期間にも個人差が大きく、ウルセラプライムやサーマクールは数か月から1年程度、シュリンクはそれより短い間隔で繰り返す前提で使われることが多いとされています。
短い旅行の中に、どう組み込めばいいですか?
顔全体の4ラインは、MIOの案内ではいずれも「旅行中のどの日でも可」です。日程の制約が出るのは主にアイ/ダーマ ウルセラ(最終日推奨)なので、目元も同時に検討している方は、その日を最終日に置いてから他の予定を組むと整理しやすくなります。初日と最終日の使い分けは、韓国・ソウル旅行、施術は「初日」と「最終日」どちらに入れるべき?にまとめています。
もうひとつ日程に関わる点として、MIOは日曜日も開いています。週末をはさむ2泊3日や3泊4日でも予約の候補日が減らないので、平日の仕事を休みにくい方は日曜日を施術日に充てることもできます。ウルセラプライムは麻酔の時間がかかるため、その日の観光は少なめにしておくと安心です。
結局どれにするかは、誰がどうやって決めるのですか?
最終的には、医師が直接顔を診て決めます。MIOでは、細かい臨床写真の撮影とAIを使った顔の分析で顔の構造や皮膚の状態を数値で把握し、それをもとに医師が施術の計画を立てます。分析は医師の判断を助けるための材料で、分析だけで診断や施術が決まるわけではありません。肌分析のスキャンに追加料金はかかりません。
MIOには経験のある医師が在籍しており、それぞれに主な担当分野があります。リフティングを主な分野として挙げているのは、代表院長のジョン・グヒョン医師と、輪郭やアンチエイジングも担当するシン・スンヨン医師です。どの医師が担当になるかは予約の段階で決まるので、ウルセラプライムとサーマクールのどちらが自分に合うか迷っている場合は、カウンセリングでその迷いをそのまま伝え、リフティングを担当する医師がどう見るかを聞いてみてください。
カウンセリングの前には、次の3つを整理しておくと話が進めやすくなります。
- いちばん気になる場所(フェイスライン、頬、目元、首など)
- 帰国便の日時と、施術後に入っている予定
- 過去に受けたリフティング・フィラー・糸の施術と、その時期
4つのラインは、どれかが他より優れているという関係ではありません。深さも、熱の入り方も、価格の単位の意味も違います。その違いを知ったうえで、ご自身の顔に合わせた提案を受けるのがいちばん確実です。
FAQ
Q. ウルセラプライムとシュリンクはどちらもHIFUなのに、なぜ価格が大きく違うのですか? A. 同じ超音波(HIFU)の機器でも、照射中に断面を映す機能の有無、出力やカートリッジの設計、1ショットの中身が違います。MIOでは300ショットで比べるとウルセラプライムが1,090,000ウォン、シュリンクが59,000ウォン(いずれもVAT別、執筆時点)ですが、ショットの価値が同じではないため、単純な割安・割高の比較はできません。
Q. サーマクールとオリジオは同じ効果ですか? A. どちらも単極型の高周波(RF)ですが、チップや出力の設計が異なるため、同じ効果とは言えません。どちらが合うかは、皮膚の厚みや目的をもとに医師が判断します。
Q. 麻酔が必要なのはどれですか? A. MIOの区分では、麻酔が必要とされているのはウルセラプライムのみです。サーマクール、オリジオ、シュリンクは「一瞬チクッとする程度」とされていますが、感じ方には個人差があります。
Q. 旅行の最終日に受けても大丈夫ですか? A. 顔全体の4ラインは、MIOの案内ではどの日でも可です。目元のアイ/ダーマ ウルセラ 100ショットは最終日推奨とされています。赤みやむくみが出る可能性があるため、施術後の予定には余裕を持たせてください。
Q. ショット数は予約時に決めておく必要がありますか? A. 目安として選んでおくのは構いませんが、最終的なショット数は当日の診察で決まります。顔の大きさやたるみの位置によって提案が変わることがあり、価格もそれに応じて変わります。
Q. 表示価格のほかにかかる費用はありますか? A. 表示価格はVAT(付加価値税)別です。医師を指名する場合は10万ウォンが加算されます。価格は変更されることがあるため、執筆時点の公開価格としてご覧ください。
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