ヒアルロン酸フィラーを溶かしたいとき、費用はいくら?効果はいつ判断する?|韓国・ソウルの溶解注射(ヒアルロニダーゼ)で、自院と他院の料金が違う理由と2回目の目安を解説

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ヒアルロン酸フィラーを溶かす施術では、「ヒアルロニダーゼ」という酵素を注射して、入っているヒアルロン酸を分解します。多くの場合、注射した当日から数日で形が変わり始めます。ただ、腫れが引いて結果を判断できるまでには1〜2週間ほどみておくのが一般的です。ソウル・江南のMIOクリニックの価格表では、自院で入れたフィラーの溶解が50,000ウォン(約5,500円)、他院で入れたフィラーの溶解が100,000ウォン(約11,000円)と、2つの料金に分かれています(執筆時点の公開価格、VAT別)。この記事では、料金が分かれている理由、1回で済まないのはどんな場合か、施術前に何を確認しておくとよいかを順にご説明します。

溶解注射(ヒアルロニダーゼ)とは、どんな施術ですか?

Seoul aesthetic clinic
Photo: Gustavo Fring / Pexels.

ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する酵素です。フィラーが入っている部分に少量ずつ注射すると、ヒアルロン酸の粒子が分解され、時間をかけて体に吸収されていきます。

依頼が多いのは、次のようなケースです。

  • 仕上がりが大きすぎる、左右差が気になる
  • 時間がたってしこりや凸凹を感じる
  • 涙袋や目の下に入れたフィラーが、光の加減で青白く透けて見える(チンダル現象と呼ばれます)
  • 別の施術を受ける前に、一度リセットしたい

大事な点がひとつあります。ヒアルロニダーゼが分解できるのはヒアルロン酸だけです。 カルシウムハイドロキシアパタイト(レディエッセなど)や、ポリ乳酸を主成分とする製剤は、この酵素では溶けません。ヒアルロン酸と別の成分を組み合わせた製剤は、一部しか反応しない可能性があります。以前入れた製剤の名前がわからない場合は、まずそれを確認するところから始まります。

なお、注射直後に強い痛みや皮膚の色の急な変化(白っぽくなる、紫がかった網目模様が出るなど)があるときは、血流トラブルの可能性があります。この記事で扱う「仕上がりの調整」とは別の話で、緊急の対応が必要です。このような場合は予約を待たず、すぐに施術を受けたクリニックへ連絡してください。

自院と他院で料金が違うのはなぜですか?

MIOの価格表では、溶解注射が次の2行に分かれています(執筆時点の公開価格、VAT別)。

メニュー価格(KRW)日本円の目安
ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸溶解注射)50,000約5,500円
ヒアルロン酸溶解注射(他院)100,000約11,000円

※日本円は1,000ウォン≒110円で計算した目安です。為替によって変わります。表示価格にはVAT(付加価値税)が別途かかります。医師を指名する場合は、さらに100,000ウォン(約11,000円)が加算されます。

韓国では、このように「自院の施術分」と「他院の施術分」で料金を分けるクリニックが珍しくありません。料金差が生まれるのは、判断に必要な情報の量が違うためです。

  • 自院で入れたフィラーの場合:製剤名、注入量、注入した深さや位置がカルテに残っています。溶かす範囲も量も見当がつけやすくなります。
  • 他院で入れたフィラーの場合:何がどれだけ、どの層に入っているかが、ご本人の記憶や触診に頼る部分が多くなります。本当にヒアルロン酸なのか、どこに広がっているのかを確かめる手間が増えますし、少量ずつ様子を見ながら注射する必要も出てきます。

ここで注意していただきたいのは、この2行の価格表だけでは「何cc分・何部位分がこの料金に含まれるか」がわからないという点です。フィラーの注入料金は部位ごとに決まっていますが、溶解のほうは必要量がその場で決まります。「1部位あたりの料金なのか」「広い範囲や複数の部位でも同じなのか」は、カウンセリングで必ず確認してください。他院で入れたフィラーの場合は、次の情報があると判断がずっとスムーズになります。

  • 施術を受けた時期
  • 製剤名(わかればブランド名まで)
  • 注入量(cc)と部位
  • 施術を受けたクリニック名

お手元に記録がなくても施術は受けられます。ただ、その分だけ確認に時間がかかると考えておいてください。

痛み・ダウンタイムはどのくらいですか?

MIOの価格表では、溶解注射の痛みは「チクッとする刺激程度(麻酔なし)」に分類されています。細い針で数か所に注射するため、注射の瞬間にしみるような刺激を感じる方が多いです。

その後に起こりやすいのは、次のような反応です。

  • 腫れ・赤み:数時間〜数日。目の下や唇など、皮膚が薄い部分は出やすい傾向があります
  • 内出血:注射の本数や体質によって出ることがあり、1〜2週間ほどで薄くなります
  • 一時的に平らに見える:フィラーと一緒に、もともと皮膚にあるヒアルロン酸も一時的に減ることがあります。そのため、一時的に元より少しこけて見える場合があります。多くは時間とともに落ち着きます

まれですが、酵素に対するアレルギー反応が起こることがあります。ハチ刺されで強いアレルギーが出たことがある方や、以前ヒアルロニダーゼで反応が出たことがある方は、必ず事前に申告してください。クリニックによっては、先に少量で反応を確かめる場合があります。

効果はいつ判断すればいいですか?

溶解注射の効果は、注射当日ではなく1〜2週間後に判断するのが一般的です。

分解は注射して数時間後から始まりますが、はじめのうちは腫れが重なります。そのため当日や翌日は「溶けたのか、腫れているだけなのか」がわかりにくくなります。腫れが引いて、残っている量や形がはっきり見えるまで待つのがおすすめです。

判断のタイミングで確認しておきたいポイントは、次のとおりです。

  • 気になっていたふくらみや左右差が、どの程度小さくなったか
  • しこりが触れるかどうか
  • 透けて見えていた部分の色が変わったか
  • 逆に、へこみすぎたところがないか

ご旅行の日程が短い場合は、滞在中に最終判断まではできないことが多いです。帰国後に写真を撮っておくと、次回の相談で役に立ちます。

2回目の溶解が検討されるのはどんな場合ですか?

1回で目的が達成できる方もいますが、次のようなケースでは2回目を検討することがあります。

  • 注入量が多い、または何年にもわたって重ねて入れている
  • 架橋の強い製剤(溶けにくい設計の製剤)が使われている
  • しこりの中心まで酵素が届かなかった
  • 意図的に少量から始めて、残し具合を見ながら調整している

2回目は、前回の腫れが引いて状態を正しく評価できる1〜2週間ほど後に検討するのが一般的です。「一度で全部なくしたい」とご希望されることは多いのですが、一度に大量に注射すると、必要以上に平らになるリスクがあります。まずは控えめに溶かし、足りなければ追加するほうが、自然な仕上がりに戻しやすい場合があります。何回必要になるかは、あらかじめお約束できません。

溶かしたあと、フィラーを入れ直すなら何に気をつければいいですか?

入れ直しは、溶解の効果と腫れが落ち着いてからにするのが一般的です。 同じ日に溶かして入れ直すと、新しく入れたフィラーまで分解されてしまう可能性があるためです。

入れ直す場合、MIOのフィラーは部位ごとの料金で、同じ部位でも輸入製剤と韓国製の2種類があります。例えば唇フィラーは、輸入製剤(ジュビダーム・レスチレン・ベロテロ)が349,000ウォン(約38,000円)、韓国製が99,000ウォン(約11,000円)です。鼻フィラーは、輸入製剤が399,000ウォン(約44,000円)、韓国製が159,000ウォン(約17,000円)です(いずれも執筆時点の公開価格、VAT別)。1部位にどれだけ注入するかは、診察の場で決まります。価格表の違いについては、同じ部位なのに「輸入フィラー」と「韓国製」で価格が3倍になる理由で詳しく解説しています。部位ごとの痛みや注入量の決まり方は、鼻・唇・あご・涙袋・ほうれい線のフィラーの違いも参考になさってください。

MIOでは、施術の前に顔の骨格と肌の状態を分析し、そのうえで施術を設計しています。カウンセリングでは、詳細な臨床写真とAIによる顔分析を使い、目で見た印象だけでなく、測定したデータをもとに提案します。溶かしたあとに入れ直すかどうか、入れ直すならどの程度にするかも、こうした分析を踏まえて医師が判断します。分析が診断するのではなく、医師の判断材料になるという位置づけです。

旅行中に受けるなら、何日目がよいですか?

MIOでは、ヒアルロニダーゼ(溶解注射)を旅行の初日寄りに入れることをすすめています。注射後の腫れや内出血が滞在中に落ち着いていくかどうかを確認できますし、状況によっては帰国前に経過を相談する時間も取れるためです。フィラーの注入も、同じく初日寄りの施術に分類されています。

ただし、溶かしたあとの入れ直しを同じ旅行中に済ませたい場合は、日程に余裕が必要です。短い滞在では「今回は溶解だけにして、入れ直しは次回に」と分けるほうが現実的なこともあります。施術日の組み立て方は、韓国・ソウル旅行、施術は「初日」と「最終日」どちらに入れるべき?でまとめています。

溶解注射が向かない方はいますか?

次に当てはまる場合は、施術を見送るか、慎重な判断が必要になります。

  • ヒアルロニダーゼやハチ毒に対して、強いアレルギーの既往がある
  • 注射する部位に、炎症・感染・傷がある
  • 妊娠中・授乳中
  • 入っているのがヒアルロン酸以外の製剤だとわかっている

また、フィラーを入れてから日が浅く、腫れや内出血が残っている段階では、仕上がりをまだ正しく判断できないことがあります。「失敗したかもしれない」と感じても、まずは施術を受けたクリニックに経過を相談してみてください。落ち着いてから改めて評価したほうが、溶かす量を最小限にできる場合があります。

FAQ

Q. 溶解注射をすると、フィラーは全部なくなりますか? A. 溶ける量には個人差があります。1回でほぼ目立たなくなる方もいれば、2回目が必要になる方もいます。また、この酵素で分解できるのはヒアルロン酸だけです。ほかの成分の製剤は溶けません。

Q. 他院で入れたフィラーでも溶かしてもらえますか? A. 多くのクリニックで対応しています。MIOの価格表では、他院で入れたフィラーの溶解は100,000ウォン(約11,000円、VAT別)で、自院分の50,000ウォンとは別料金です。施術時期・製剤名・注入量がわかると、判断がスムーズになります。

Q. 効果が出たかどうかは、いつわかりますか? A. 当日から変化が出始めることもありますが、腫れが重なるため、1〜2週間後に判断するのが一般的です。

Q. 2回目はどのくらい間をあけますか? A. 前回の腫れが引いて状態を正しく評価できる1〜2週間後が目安です。必要かどうかは、そのときの状態を見て判断します。

Q. 溶かした当日に、フィラーを入れ直せますか? A. 一般的にはおすすめされません。残っている酵素が新しいフィラーを分解してしまう可能性があるため、落ち着いてから入れ直すのが基本です。

Q. 痛みはありますか? A. MIOの分類では、注射時にチクッとする刺激がある程度で、麻酔は使いません。腫れ・赤み・内出血が数日〜2週間ほど出ることがあります。


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ソウル市江南区江南大路372 FINE TOWER 2-3F
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診療時間:月・金 10:00–21:00 / 火・水・木・土 10:00–19:00 / 日曜休診
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