鼻・唇・あご・涙袋・ほうれい線のフィラーは何が違う?|韓国・ソウルで部位ごとの痛み・ダウンタイム・注入量が当日のカウンセリングで決まる理由を正直に解説

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ヒアルロン酸フィラーは、どの部位でも同じ注射ではありません。鼻は「高さと輪郭」、唇は「形とボリューム」、あごは「横顔のバランス」、涙袋は「目元の立体感」、ほうれい線は「影の軽減」と、部位ごとに目的が違います。皮膚の厚さ、血管の走り方、動きの大きさも部位ごとに異なるため、痛みの感じ方、腫れの出方、注意すべきリスクも変わります。そして、どれだけ入れるかは顔の骨格・皮膚・左右差を実際に見てから決めるもので、予約の段階で「何cc」と決めることはできません。

この記事では、MIOクリニック(ソウル・江南)の公開メニューを例に、5つの部位の違いと、韓国旅行の日程にフィラーを組み込むときの考え方を整理します。価格は執筆時点で公開されているもので、すべて付加価値税(VAT)別です。円換算は1ウォン=約0.107円で計算した目安で、為替によって変わります。

フィラーは部位によって何を変える施術なのですか?

Seoul aesthetic clinic
Photo: Edoardo Tommasini / Pexels.

フィラーは、ヒアルロン酸を注入して「足りない部分を補う」施術です。ただし、補う目的は部位によってまったく異なります。

  • :鼻筋の高さを出す、鼻根(目と目の間)の低さを補う、横顔の線を整える
  • :輪郭をはっきりさせる、上下のボリュームバランスを整える、薄さを補う
  • あご(顎先):あご先を少し前・下に出し、横顔のEライン(鼻先とあご先を結ぶ線)を整える
  • 涙袋:目の下のふくらみをつくり、目元に立体感を出す
  • ほうれい線:鼻の横から口角に向かう溝の「影」をやわらげる

同じヒアルロン酸でも、鼻やあごのように「形を支える」部位には硬さのある製剤、唇や涙袋のように「動く・薄い」部位にはやわらかい製剤が選ばれるのが一般的です。どの製剤をどの層に入れるかは医師が部位ごとに判断します。

部位ごとに痛みやダウンタイムはどう違いますか?

一般的に、痛みを最も強く感じやすいのは唇、腫れが長引きやすいのは涙袋、リスク管理に特に慎重さが必要なのは鼻です。あごとほうれい線は比較的落ち着きやすい部位とされますが、個人差があります。

部位痛みの感じ方(一般的な傾向)腫れ・内出血の目安特に注意される点
中程度数日程度の軽い腫れ血管の多い部位で、血流障害への配慮が必要
強く感じやすい翌日〜数日は腫れが目立ちやすい形の左右差、しこり感
あご比較的軽め軽い腫れ・押したときの違和感入れすぎると横顔が不自然になる
涙袋中程度腫れが引くまで1週間前後かかることも皮膚が薄く、凹凸や青っぽく透ける現象(チンダル現象)
ほうれい線中程度数日程度溝の原因がたるみの場合、フィラーだけでは限界がある

MIOのメニューでは、フィラーの多くが麻酔(麻酔クリーム等)を使う施術として案内されています。例外として、韓国製の顎先フィラーは「チクッとする程度」の区分になっています。痛みの感じ方には個人差が大きく、同じ部位でも生理周期や体調で変わることがあります。

内出血は部位にかかわらず起こる可能性があり、コンシーラーで隠せる程度のことが多いものの、数日〜1週間ほど残る場合もあります。「当日から誰にも気づかれない」と言い切れる施術ではない点は、あらかじめ知っておくと安心です。

鼻のフィラーで知っておくべきことは?

鼻のフィラーは、手術をせずに鼻筋や鼻根の高さを補う方法です。ただし、鼻は血管が多く、フィラーの中でも血流障害(血管閉塞)への配慮が特に必要な部位です。頻度は高くありませんが、注入直後の強い痛みや皮膚の色の変化は、すぐに医師へ伝えるべきサインです。

また、フィラーで「鼻を細くする」ことはできません。高さを足すことで細く見える場合はありますが、小鼻の幅を狭めたり、鼻先を大きく変えたりする目的には向かないことがあります。以前に鼻の手術を受けた方は、組織の状態が変わっているため、必ずカウンセリングで伝えてください。

MIOの公開価格は、鼻フィラー(ジュビダーム・レスチレン・ベロテロのいずれか)が399,000ウォン(約42,700円)韓国製が159,000ウォン(約17,000円)です。フィラーの中では鼻が最も高い価格帯に設定されています。

唇のフィラーはなぜ「入れすぎ」が起きやすいのですか?

唇は少量でも見た目の変化が大きく、しかも施術直後は腫れているため、完成形が判断しにくい部位です。「もう少し」と追加したくなりやすく、腫れが引いたあとに思ったより大きかった、ということが起こり得ます。

自然な仕上がりを重視するなら、最初は控えめに入れ、腫れが落ち着いてから必要に応じて調整する考え方が一般的です。唇は口の動きが多いため、他の部位に比べてヒアルロン酸の持続期間が短めになる傾向もあります。

MIOの公開価格は、唇フィラー(輸入製剤)349,000ウォン(約37,300円)韓国製99,000ウォン(約10,600円)です。口角が下がって見える方向けに、唇フィラーと口角ボトックスのセット(韓国製)109,000ウォン(約11,700円)というメニューもあります。唇の「ボリューム」ではなく「質感・縦じわ」が気になる場合は、フィラーではなく唇用のスキンブースター(唇リジュランHB 1cc 175,000ウォン)が検討されることもあり、目的によって選ぶ施術自体が変わります。

あご(顎先)のフィラーはどんな人に向いていますか?

あご先が後ろに引っ込んでいて、横顔で口元が前に出て見える方や、顔の縦のバランスを少し整えたい方に検討されることが多い部位です。あごは皮膚と骨の間に比較的しっかりした組織があり、形をつくりやすい部位とされています。

一方で、あご先を出しすぎると、正面からは分かりにくくても横顔が不自然になります。鼻・唇・あごの3点はお互いのバランスで見え方が変わるため、あごだけを単独で決めず、横顔全体で判断することが大切です。

MIOの公開価格は、顎先フィラー(輸入製剤)299,000ウォン(約32,000円)韓国製99,000ウォン(約10,600円)です。

涙袋(目の下)のフィラーはなぜ慎重さが必要なのですか?

目の下は顔の中で最も皮膚が薄い部位のひとつです。製剤が浅すぎると青っぽく透けて見えたり(チンダル現象)、凹凸が出たりすることがあり、むくみも出やすい部位です。

また、「目の下のくま」と「涙袋」は別のものです。くまの原因が色素、血管の透け、たるみによる影のどれかによって、フィラーが適しているかどうかは変わります。たるみが主な原因の場合、フィラーで埋めるとかえって膨らんで見えることがあり、別のアプローチが勧められることもあります。

MIOでは、目元用として涙袋フィラー(ベロテロソフト)349,000ウォン(約37,300円)の1種類のみが公開されており、目の下については韓国製の選択肢がメニューにありません。

ほうれい線のフィラーで改善できること・できないことは?

ほうれい線のフィラーは、溝の「影」を浅く見せる施術です。溝が深く刻まれている場合や、頬の組織がやわらかく下がってきている場合は、溝だけを埋めても口元が重たく見えることがあります。

そのため、ほうれい線の相談では、溝そのものに入れるのか、前頬・横頬のボリュームを補って引き上げて見せるのか、あるいはリフティング機器と組み合わせるのかを、医師が顔全体を見て判断します。MIOのメニューでも「ほうれい線/前頬/側頬」が1つの区分にまとめられているのは、この部位がつながって見え方を決めているためです。

MIOの公開価格は、ほうれい線/前頬/側頬のフィラー(輸入製剤)349,000ウォン(約37,300円)韓国製99,000ウォン(約10,600円)です。

注入量はなぜ事前に決められないのですか?

同じ「鼻」でも、鼻根の低さ、皮膚の厚さ、以前の施術歴、左右差によって、必要な量も入れる層もまったく違うためです。量を先に決めてしまうと、仕上がりではなく「決めた量を使い切ること」が目的になり、入れすぎの原因になります。

MIOでは、詳細な臨床写真の撮影とAIを活用した顔面分析で骨格や左右差、皮膚の状態を確認し、その結果をもとに医師が施術計画を立てます。分析は診断を下すものではなく、医師が「どこに、どのくらい必要か」を判断するための材料です。肌分析のスキャン自体に追加費用はかかりません。

MIOのフィラー価格が「cc単位」ではなく「部位単位」で公開されているのも、この考え方に沿ったものです。予約前に知っておきたいのは次の点です。

  • 表示価格は1部位あたりで、VAT別
  • 同じ部位でも輸入製剤と韓国製で価格が大きく異なる(詳しくは輸入フィラーと韓国製の価格差の記事をご覧ください)
  • 担当医を指名すると100,000ウォン(約10,700円)が加算される
  • 複数部位を組み合わせると、部位数に応じて合計が上がる

最終的な金額は顔を見てからでないと確定しません。価格表の単位の読み方は、ソウルのクリニックの価格表の読み方でも整理しています。

旅行中にフィラーを受けるなら、いつがよいですか?

MIOでは、フィラーは旅行の「初日」寄りに受けることが推奨される施術として案内されています。腫れや内出血のピークを滞在中に越えられること、仕上がりを確認し、必要なら帰国前に医師に相談できることが理由です。

反対に、帰国便の直前にフィラーを入れると、腫れの具合や左右差を確認する機会がないまま帰ることになります。特に唇と涙袋は腫れが落ち着くまで時間がかかりやすいため、日程に余裕を持たせるのがおすすめです。日程の組み方は「初日」と「最終日」どちらに入れるべきかの記事で詳しく説明しています。

万が一、形が気に入らない場合や修正が必要な場合、ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼ(溶解注射)で分解できます。MIOの公開価格は自院で入れたフィラーの溶解が50,000ウォン(約5,400円)、他院で入れたフィラーの溶解が100,000ウォン(約10,700円)です。ただし、溶かせるからといって気軽に入れてよいわけではなく、溶解にも腫れや反応が伴います。

フィラーが向いていないのはどんな人ですか?

次のような場合は、フィラーを延期するか、別の方法が検討されることがあります。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 注入予定の部位に炎症、ニキビ、ヘルペスなどが出ている方
  • ヒアルロン酸やリドカイン(麻酔)にアレルギーのある方
  • 同じ部位に何を入れたか分からない過去の注入物がある方
  • 「1回で劇的に変えたい」という期待が強い方(フィラーは補う施術で、骨格や大きな形を変えるものではありません)

持続期間は部位・製剤・代謝によって異なり、一般的に数か月から1年以上と幅があります。個人差が大きいため、「何か月もつ」と約束できるものではありません。

MIOでは、日本語でご相談いただけるスタッフがいます。気になる部位が複数ある場合も、一度に全部決める必要はありません。分析の結果を見ながら、今回はどこを優先するかを医師と一緒に決めていくことが、自然な仕上がりへのいちばん確かな近道です。

FAQ

Q. フィラーの中で一番痛いのはどの部位ですか? A. 一般的には唇が最も痛みを感じやすい部位です。MIOではフィラーの多くが麻酔を使う施術として案内されていますが、痛みの感じ方には個人差があります。

Q. 1部位に何cc入れるか、予約の時点で教えてもらえますか? A. 教えてもらえません。必要な量は骨格・皮膚の厚さ・左右差を見て決めるため、MIOでは写真撮影とAIを活用した顔面分析をもとに、カウンセリングで医師が判断します。価格も部位単位で公開されています。

Q. 涙袋のフィラーはダウンタイムが長いですか? A. 目の下は皮膚が薄くむくみやすいため、腫れが引くまで1週間前後かかることもあります。旅行中に受ける場合は日程の前半に入れるのがおすすめです。

Q. 入れたフィラーが気に入らなかったらどうなりますか? A. ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼで分解できます。MIOの公開価格は自院で入れたフィラーの溶解が50,000ウォン(約5,400円)、他院のフィラーの溶解が100,000ウォン(約10,700円)で、いずれもVAT別です。

Q. 鼻のフィラーで鼻を細くできますか? A. フィラーは高さを足す施術なので、小鼻の幅を狭めることはできません。鼻筋が通ることで細く見える場合はありますが、形を大きく変える目的には向かないことがあります。


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Seoul Skin Notes は、ソウル・江南の美容クリニック「MIO Clinic」の公式ジャーナルです。ソウルでの施術をご検討中なら、MIOクリニックのスタッフがLINEでご相談・ご予約に対応します(日本語対応)。気になる施術をお知らせいただければ、あなたに合った選択肢をご案内します。

MIOクリニック(MIO Clinic)
ソウル市江南区江南大路372 FINE TOWER 2-3F
江南(カンナム)駅 4番出口から徒歩3分
診療時間:月・金 10:00–21:00 / 火・水・木・土 10:00–19:00 / 日曜休診
Web:mioclinic.kr/ja · Instagram:@mioclinic_jp · メール:jp-official@mioclinic.kr · Googleマップ

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