ボトックスやフィラー、スキンブースターなどの注射、レーザーやマイクロニードルの施術の前後は、お酒を控えるよう言われることがよくあります。主な理由は、アルコールで血管が広がり、内出血・腫れ・赤みが出やすく、長引きやすくなるためです。たばこは血流と酸素の運搬を下げるため、針や熱で皮膚に小さな傷ができる施術ほど、治りが遅くなりやすいとされています。控える期間は施術の種類や強さ、体質によって変わり、決まった数字はありません。いちばん確かなのは、施術を受けるクリニックがその日の施術に合わせて出す指示に従うことです。この記事では、よく言われる理由と目安、夜の予定がある旅行での組み方をまとめます。
なぜ施術の前後にお酒を控えるよう言われるの?

アルコールが血管を広げ、出血や腫れを強めやすいためです。注射の針が細い血管に当たったとき、血管が広がっている状態だと皮膚の下に出る血の量が増え、内出血が大きく、濃くなりやすくなります。
よく挙げられる理由は次のとおりです。
- 内出血が出やすくなる:ボトックス・フィラー・スキンブースターなど針を使う施術で特に気にされます。
- 腫れが強く・長くなりやすい:フィラーやスキンブースターのあとは数日むくむことがあり、飲酒で目立ちやすくなります。
- 赤みやほてりが増す:レーザーやピーリングのあと、肌はすでに熱と炎症を帯びています。顔が赤くなりやすい方は特に、赤みが引くまでの時間が延びることがあります。
- 体が水分を失いやすい:翌朝のむくみや乾燥で、経過が分かりにくくなります。
- 判断や感覚が鈍る:施術後に顔を強くこする、そのまま眠ってしまいスキンケアや冷却を忘れる、といったことが起こりやすくなります。
内出血がどのくらいで消えるか、写真や予定との間隔の取り方は注入施術のあとの内出血についての記事で詳しくまとめています。
施術の「前」はどのくらい控えるのが一般的?
よく見られる目安は「前日から当日は飲まない」というものです。注射の施術では、少し早めに数日前から控えるよう案内するクリニックもあります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向です。
- 針を使う施術(ボトックス・フィラー・スキンブースター)は、内出血を減らすために前日から控えるよう案内されることが多いです。
- 針を使わない、出力の弱い施術(保湿系の機器、マイルドなトーニングなど)では、それほど厳しく言われないこともあります。
- 飲酒した状態や二日酔いで来院すると、施術を延期されることがあります。 同意の手続きを含め、はっきりした状態で説明を受けることが前提だからです。
なお、魚油やビタミンE、痛み止めなど内出血に影響しうる薬やサプリは、お酒とは別に確認されます。こちらは施術前に伝えるべき薬とサプリの記事をご覧ください。処方薬を自己判断で止めるのは避けてください。
施術の「後」はいつから飲んでもいい?
施術によって大きく変わります。数日から1週間ほど控えるよう言われることが多いものの、一律の正解はありません。
おおまかな考え方は次のとおりです。
| 施術のタイプ | よく言われる考え方 | 理由 |
|---|---|---|
| ボトックス | 当日〜翌日ほどは控える | 注射部位の内出血を増やさないため |
| フィラー | 腫れが落ち着くまで数日は控える | 腫れ・内出血が長引きやすいため |
| スキンブースター(リジュランなど) | 細かい注射の跡が落ち着くまで控える | 小さな膨らみや内出血が残りやすいため |
| フラクショナル・マイクロニードル系 | 皮膚が回復するまで控える | 赤み・炎症が長引きやすいため |
| 出力の弱いトーニング・保湿系機器 | 比較的制限がゆるいことが多い | 皮膚へのダメージが小さいため |
施術後に痛み止めや抗生物質を処方された場合は、その薬とお酒の飲み合わせも関係します。薬をもらったときは、お酒について必ず確認してください。
また、施術後は熱いお風呂、サウナ、激しい運動を控えるよう言われることも多く、理由は飲酒と同じで「血流を急に増やさないため」です。韓国のチムジルバン(汗蒸幕)も、施術直後は避けたほうが無難です。
たばこは傷の治りにどう関係するの?
ニコチンには血管を縮める作用があり、皮膚に届く血液と酸素が減るため、傷の治りが遅くなりやすいと一般に言われています。皮膚に小さな傷をつけて再生を促す施術ほど、影響を受けやすいと考えられています。
影響を気にされやすいのは次のような施術です。
- マイクロニードルやフラクショナルレーザーなど、皮膚に細かい穴をあける施術
- ほくろ除去など、かさぶたができる施術
- 注射の施術全般(針の跡の治りを含む)
ほかにも、次のような点がよく挙げられます。
- 唇のフィラーの直後:たばこを吸うときに口をすぼめる動きが、注入したばかりの部位に力をかけるため、しばらく控えるよう言われることがあります。
- 加熱式たばこや電子たばこ:ニコチンを含むものは、紙巻きたばこと同じように考えるのが一般的です。「煙が出ないから大丈夫」とは言い切れません。
- 長い目で見た肌への影響:喫煙はコラーゲンの減少とも関係するとされ、リフティングやスキンブースターの効果の持ちにも影響しうると言われています。ただし、効果がどれくらい変わるかは個人差が大きく、数字で言えるものではありません。
完全に禁煙するのが難しい方も多いと思います。その場合は隠さずにカウンセリングで伝えてください。施術の選び方やアフターケアの説明が、喫煙を前提にしたものに変わることがあります。
夜の予定がある旅行では、どう組めばいい?
基本の考え方は「飲む夜は施術の前に、施術のあとは控えめに」です。ソウルの旅行は焼肉と焼酎、チメク(チキンとビール)、友人との夜の予定など、お酒の場面が多くなりがちなので、予約の前に予定を並べて考えておくと安心です。
組み立てのヒントです。
- 施術の前日は飲まない日にする:注射の施術を予約した日の前夜は、早めに休むのがおすすめです。
- 注射の施術を旅の前半にするなら、その後の夜はお酒を軽くする:旅の前半に受けると帰国前に経過を確認しやすい一方、その後の夜の予定と重なります。
- しっかり飲みたい夜が決まっているなら、その日より後に施術を置く:たとえば旅の初日〜2日目に会食、3日目以降に施術、という順です。
- 針や熱で皮膚に傷がつく施術は最終日寄りにする:帰国後は自宅で落ち着いて過ごせるため、旅行中の飲酒と重なりにくくなります。
- 飛行機の中のお酒も含めて考える:機内は乾燥していて、むくみも出やすい環境です。施術後の帰国便では、ノンアルコールの飲み物にしておくと無難です。
「この旅行ではどうしてもお酒の席が外せない」という場合は、それも予約前に伝えてください。内出血やダウンタイムが少ない施術を選ぶ、施術を次回の渡航に回す、といった判断もあり得ます。施術後の赤みが旅行中どう見えるかは、レーザー後の赤みについての記事も参考になります。
なぜ「一般的な目安」より自分のクリニックの指示を優先すべきなの?
同じ施術名でも、使う製剤・量・機器の設定・注射の深さが違えば、控えるべき期間も変わるからです。インターネットで見かける「48時間」「1週間」といった数字は、別の条件で受けた別の施術についての話かもしれません。
クリニックの指示が一般的な目安と違う理由としては、次のようなものがあります。
- その日の施術の強さや範囲(全顔か部分か、出力をどこまで上げたか)
- 複数の施術を同じ日に組み合わせたかどうか
- 処方した薬の内容
- その方の体質(内出血しやすい、顔が赤くなりやすいなど)
施術が終わったら、帰る前に「お酒はいつから」「たばこはいつから」「サウナや運動はいつから」の3つを確認しておくと、旅行中に迷わずにすみます。説明が口頭だけの場合は、スマートフォンにメモしておくと安心です。
すぐにクリニックへ連絡したほうがいいサインは?
お酒やたばことの関係にかかわらず、次のような変化があれば、様子を見ずにすぐ施術を受けたクリニックへ連絡してください。
- フィラーのあと、注入部位の皮膚が白っぽい、または紫がかった網目状の色に変わる
- 時間とともに強くなる痛み、片側だけ急に大きくなる腫れ
- 熱をもった赤み、膿のようなもの、発熱
- 視界の異常(フィラー後は特に急いでください)
「飲んでしまったから言いにくい」と連絡をためらう必要はありません。早く伝えるほど対応の選択肢が広がります。
注射やレーザーを受けるなら:MIO Clinicという選択肢
Seoul Skin NotesはMIO Clinicが運営しています。
お酒やたばこの予定も含めて施術のタイミングを相談したい方には、ソウル・江南のMIO Clinicもひとつの選択肢です。MIOのメニューには施術ごとに「旅程のどこで受けるとよいか」の目安が載っており、夜の予定との組み合わせを考えやすくなっています。以下はいずれも執筆時点の公開価格で、VAT別です。日本円は概算で、為替によって変わります。
- しわボトックス(アラガンオリジナル)3部位:KRW 189,000(約2万円)。麻酔は使わない施術で、旅の初日寄りが目安とされています。
- 唇フィラー(ジュビダーム、レスチレン、ベロテロ):KRW 349,000(約3万8千円)、部位単位の価格です。同じ部位に韓国製ラインもあり、こちらはKRW 99,000です。麻酔を使い、目安は初日です。初日に受ける場合、その夜のお酒は控えめにする前提で計画してください。
- リジュランヒーラー 2cc:KRW 189,000(約2万円)。麻酔を使い、目安は最終日です。
- ポテンツァ 全顔:KRW 117,273(約1万3千円)。麻酔を使い、目安は最終日です。
最終日寄りの施術は帰国後の生活と重ねられるため、旅行中の夜の予定とぶつかりにくい組み方です。
MIOの医師はいずれも経験があり、それぞれ主な担当分野があります。ボトックスやフィラーについては、ボトックス・フィラー・リフティングを主な分野とする院長のチョン・グヒョン(Jung Guhyun)医師が担当分野に含んでいます。スキンブースターやレーザーについては、スキンブースター・レーザー・色素を主な分野とするキム・ドヨン(Kim Doyoung)医師が担当分野に含んでいます。どの医師が担当するかは予約時に決まります。医師を指名する場合は別途KRW 100,000がかかります。
MIOでは、詳細な臨床写真とAIによる顔の分析で顔立ちと肌の状態を確認したうえで、医師が施術計画を立てます。肌の分析スキャンに追加料金はかかりません。カウンセリングでは、旅行中にお酒の予定がある日や喫煙の有無も伝えてください。そのうえで、施術の順番や控える期間を一緒に決められます。結果やダウンタイムには個人差があります。
FAQ
施術の前日に少しだけ飲むのも避けたほうがいいですか?
注射の施術であれば、少量でも前日は控えるのが一般的にすすめられます。量に関係なく血管は広がるため、内出血が出やすくなる可能性があります。具体的な指示は予約したクリニックに確認してください。
ボトックスのあと、その日の夜に飲んでも大丈夫ですか?
当日から翌日ほどは控えるよう言われることが多いです。注射部位の内出血を増やさないためです。施術の範囲や量によって指示が変わるため、施術後にクリニックで確認してください。
加熱式たばこなら施術後に吸っても問題ありませんか?
ニコチンを含むものは、紙巻きたばこと同じように血管を縮める作用があると考えるのが一般的です。煙が出ないから影響がないとは言えません。喫煙する方はカウンセリングで伝えてください。
旅行中に夜の会食が多い場合、施術はいつ受けるのがいいですか?
しっかり飲みたい夜は施術より前に置き、注射を受けた日の夜はお酒を控えめにするのが基本です。皮膚に傷がつく施術を最終日寄りにすると、旅行中の飲酒と重なりにくくなります。施術ごとの順番はクリニックと相談してください。
施術後に飲酒してしまい、内出血が広がった気がします。どうすればいいですか?
内出血の多くは時間とともに消えていきます。ただし、強くなる痛み、皮膚の色が白っぽい・網目状の紫色に変わる、片側だけ急に腫れる、といった変化があれば、すぐに施術を受けたクリニックへ連絡してください。飲酒したことも正直に伝えて大丈夫です。
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Seoul Skin Notes は、ソウル・江南の美容クリニック「MIO Clinic」の公式ジャーナルです。ソウルでの施術をご検討中なら、MIOクリニックのスタッフがLINEでご相談・ご予約に対応します(日本語対応)。気になる施術をお知らせいただければ、あなたに合った選択肢をご案内します。
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