韓国・ソウルの美容皮膚科、1年でどう通えばいい?|施術ごとの「再来の間隔」と季節の向き不向きから作る年間スキンケアカレンダーを正直に解説

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年間のメンテナンス計画は、施術を「持続期間が近いもの」ごとにまとめ、季節の影響を受けやすい施術だけ時期をずらすと組みやすくなります。ボトックスは数か月、リフティングは年単位、トーニングやスキンブースターは数週間おきの回数制というように、施術ごとに再来の間隔がかなり違います。そのため、渡韓1回ですべてを受けるより、年2〜4回の来院にそれぞれの役割を割り振るほうが、肌への負担も費用の見通しも安定します。どの間隔が合うかには個人差があるので、以下は計画を立てるときの目安として読んでください。

年間計画は「再来の間隔」で施術を3つに分けるところから始めます

Seoul aesthetic clinic
Photo: KATRIN BOLOVTSOVA / Pexels.

まず、受けたい施術を再来の間隔で3つに分けてください。季節より先に、この分類をしておくと計画が立てやすくなります。

  • 年単位で考える施術:高密度焦点式超音波(HIFU)や高周波(RF)のリフティング。効果は施術直後に完成するものではなく、数週間から数か月かけて変化が出てくるのが一般的です。次の施術は、1年前後を目安に経過を見て決めることが多くなります。
  • 数か月単位で考える施術:ボツリヌストキシン(ボトックス)やヒアルロン酸フィラー。しわボトックスは一般に3〜4か月前後、エラ(咬筋)ボトックスはそれより長めに感じる方が多いものの、持続には個人差があります。フィラーは部位や製剤によって数か月から1年程度と幅があります。
  • 回数制で進める施術:レーザートーニング、スキンブースター、医療脱毛。1回で終わるものではなく、数週間おきに複数回受けてから維持に移る流れが一般的です。

この3つを同じ日に一度に受けようとすると、ダウンタイムが重なるうえに、どの施術で変化が出たのか分かりにくくなります。年間計画は、この3つの周期をずらして組み合わせるものと考えてください。

MIOで年間計画に入れやすい施術と、価格表の単位

MIOの価格表から、年間計画の軸になりやすい施術を周期別に並べます。価格はすべて付加価値税(VAT)別で、執筆時点で公開されているものです。医師を指名する場合は別途KRW 100,000(約1万1千円)かかります。円換算は1,000ウォン≒約110円で計算した目安で、実際は為替によって変わります。

周期MIOのメニュー(価格表の表記)価格の単位麻酔旅程上の目安
年単位ウルセラプライム 300ショット KRW 1,090,000(約12万円)ショット数麻酔あり旅程の制約なし
年単位サーマクール 300ショット KRW 1,190,000(約13万円)ショット数チクッとする程度旅程の制約なし
数か月しわボトックス(アラガンオリジナル)3部位 KRW 189,000(約2万800円)/(韓国製プレミアム)3部位 KRW 39,000(約4,300円)部位数・製剤麻酔なし旅行の初日向き
数か月エラ/唾液腺ボトックス 50u(アラガンオリジナル)KRW 165,000(約1万8千円)/(ゼオミン, ディスポート)KRW 109,000(約1万2千円)/(韓国製)KRW 35,000(約3,900円)単位数(u)・製剤麻酔なし旅行の初日向き
回数制ピコシュアトーニング + パック KRW 39,000(約4,300円)1回麻酔なし旅程の制約なし
回数制リジュランヒーラー 2cc KRW 189,000(約2万800円)cc麻酔あり旅行の最終日向き
回数制ジュベルックスキンブースター 2cc KRW 109,000(約1万2千円)cc麻酔あり旅行の最終日向き

「旅行の初日向き」「最終日向き」はMIOが施術ごとに出している目安です。ボトックスは効果が出るまで数日かかるため旅行の初日に、注入の跡や赤みが出やすいスキンブースターは最終日に置く考え方です。旅程の組み方は施術を「初日」と「最終日」どちらに入れるべきかの記事で詳しく扱っています。

同じ「ボトックス」でも、部位数で決まるものと単位数(u)で決まるものがあり、同じ部位でも製剤によって3段階の価格があります。年間予算を見積もるときは、金額だけ並べて比べず、何に対する価格なのかも一緒に書き出してください。単位の読み方は価格表の読み方の記事にまとめています。

季節で向き不向きが出やすいのは、色素ケアとダウンタイムの長い施術です

季節の影響を特に受けやすいのは、紫外線が関わる色素ケアと、赤みや腫れが残りやすい施術です。ボトックスやリフティングは、季節による差が比較的小さい施術です。

秋〜冬(10〜2月ごろ) 紫外線量が少なくなる時期は、シミ・肝斑のトーニングや、肌の表面に熱や針を入れる施術を始めるタイミングとして選ばれやすくなります。MIOの価格表では、ピコシュアトーニング + パック(KRW 39,000・約4,300円)、ジェネシストーニング(KRW 69,000・約7,600円)、微細針RFのポテンツァ 全顔(KRW 89,000・約9,800円、麻酔あり、最終日向き)がこの時期の候補になります。ただし、冬でも日焼け止めは必要です。季節を選ぶことで紫外線の影響がなくなるわけではありません。

春(3〜5月ごろ) 夏に向けて、汗や露出を気にする施術を入れる時期です。多汗症ボトックス 50u(韓国製 KRW 79,000・約8,700円、麻酔あり)や、回数が必要な医療脱毛は、夏より前に始めておくと計画が立てやすくなります。トーニングを冬に始めた方は、紫外線が強くなる前に一度区切りをつけ、医師と維持の頻度を相談する時期です。

夏(6〜8月ごろ) 強い日差しや汗、マスク・メイクによる摩擦が増えるため、赤みが数日残る施術は避ける方が多い時期です。この時期は、ボトックスの追加や、ダウンタイムがほとんどない保湿ケア(LDM 水分補給(6分)KRW 29,000・約3,200円、麻酔なし)など、「維持」にとどめる計画が向いています。

季節をあまり問わない施術 ウルセラプライムやサーマクールは表面を削る施術ではないため、季節による制約は比較的小さく、MIOの目安でも旅程の制約はありません。ただし、麻酔の有無や施術時間は機器によって異なるので、当日の予定は余裕をもって組んでください。

渡韓の回数別に見る、無理のない年間スケジュール例

実際の計画は、1年に何回ソウルに来られるかで決まります。以下はあくまで一例で、実際の施術内容は診察で決まります。

年2回(春・秋)の場合

  • 秋の渡韓:リフティング(ウルセラプライムまたはサーマクール)を1年の軸として受けます。初日にボトックス、最終日にスキンブースターを入れれば、1回の滞在で3つの周期をそろえられます。トーニングを始めたい方も、この時期に1回目を入れます。
  • 春の渡韓:ボトックスの再施術、多汗症ボトックス、スキンブースターの2回目。リフティングは経過観察にとどめます。

年2回の場合、しわボトックスの持続期間(一般に3〜4か月前後)より来院の間隔が長くなるため、次の来院前に効果が切れてくる時期があります。そこをどう考えるかは、事前に医師と相談しておくと安心です。

年3〜4回の場合 回数制の施術を進めやすくなります。トーニングやスキンブースターは数週間〜1か月程度の間隔が勧められることが多いため、渡韓ごとに1回ずつ進めると、年間の回数は限られます。短期間に回数を重ねたい方は、MIOで最初の診察を受けたうえで、日本で継続できる部分とソウルで受ける部分を分けて考える方法もあります。

年1回の場合 リフティング1回+ボトックス、あるいはボトックス+スキンブースター程度にとどめるのが現実的です。1回の滞在に回数制の施術を詰め込んでも、次の施術が1年後になるため、回数制として組んだ意味が薄れてしまいます。

1回の渡韓に施術を詰め込まないほうがいい理由

時間の限られた旅行ではまとめて受けたくなりますが、年間計画では1回の来院で受ける施術を絞るほうが結果を判断しやすくなります。

  • ダウンタイムが重なる:麻酔が必要な注入系や微細針の施術を同じ日に重ねると、赤み・腫れ・内出血の出る範囲が広がりやすくなります。
  • どの施術が効いたのか分からなくなる:リフティングとボリュームを足すフィラーを同時に入れると、次回に何を調整すればいいのか判断しにくくなります。
  • 総額が見えにくくなる:セット価格は1台ずつより安く見えても、その時点で本当に必要なのかは別の問題です。先に足す施術を決めるより、先に減らせる施術を考える「引き算」の組み方はこちらの記事で解説しています。

MIOでは、施術前に詳細な臨床写真とAIを活用した顔の分析で状態を記録し、そのデータを基に医師が施術計画を立てます。分析は診断を下すものではなく、医師の判断を支える材料です。年間計画では、前回と同じ条件で撮った記録と比べて「今回は何を追加し、何を見送るか」を決められることに意味があります。肌分析のスキャンに追加料金はかかりません。

年間計画が合わない人、先に医師に相談すべき人

次のような場合は、年間計画をそのまま当てはめず、まず診察で相談してください。

  • 妊娠中・授乳中、または近いうちに妊娠を考えている方:多くの施術が延期の対象になります。
  • 肝斑や炎症後色素沈着が強い方:トーニングの頻度や出力は慎重に決める必要があり、季節だけでは判断できません。
  • 大事な予定(結婚式・撮影など)が決まっている方:季節よりも、その日から逆算して計画するほうが優先です。ボトックスやフィラーは効果が落ち着くまでの期間を、スキンブースターは跡が引くまでの期間を見込みます。
  • 他院でフィラーや糸リフトを受けて間もない方:どの施術をいつ受けたかによって、重ねられる施術が変わります。施術名と時期を控えて持参してください。
  • 短期間で大きく変えたい方:年間メンテナンスは、少しずつ自然な変化を保つための考え方です。1回で劇的に変える目的には向きません。

どの施術にも、痛み、赤み、腫れ、内出血、まれな合併症などのリスクがあります。持続期間にも個人差があり、ここに挙げた間隔が誰にでも当てはまるわけではありません。

年間予算を立てるときの考え方

年間の費用は、年単位の施術1つ+数か月単位の施術の回数+回数制の施術の回数で考えると見通しやすくなります。たとえば、ウルセラプライム 300ショット(KRW 1,090,000)を年1回、しわボトックス(韓国製プレミアム)3部位(KRW 39,000)を年2回、ピコシュアトーニング + パック(KRW 39,000)を年2回受ける場合、施術代の合計はKRW 1,246,000(約13万7千円)です。ここに付加価値税と、指名する場合の医師指名料(KRW 100,000)、渡航費が加わります。

これは価格表の数字を足しただけの試算で、実際にどの施術を何回受けるかは診察で決まります。最終的な金額は事前に確定できないため、見積もりはカウンセリングで確認してください。

1年分をまとめて決める必要はありません。まずは1回目の来院で現状を記録し、その記録と比べながら2回目以降を決めていく。そのほうが、ソウルでの施術を無理なく続けやすくなります。

FAQ

Q. リフティングは1年に何回受けるのが一般的ですか? A. ウルセラやサーマクールのような機器は、効果が数か月かけて出てくるため、1年前後を目安に経過を見て次回を検討することが多いです。ただし、適した間隔は肌の状態や年齢によって違うため、診察で決めます。

Q. シミ取りのトーニングは夏に受けてはいけませんか? A. 絶対に受けられないわけではありませんが、紫外線が強い時期は日焼け対策の負担が大きくなるため、秋から冬に始める方が多いです。どの季節でも日焼け止めは欠かせません。

Q. ボトックスとスキンブースターは同じ渡韓で受けられますか? A. 同じ滞在で受ける方は多いです。MIOの目安では、ボトックスは旅行の初日向き、リジュランやジュベルックスキンブースターは最終日向きとされているので、日を分けて予約すると予定が立てやすくなります。

Q. 年1回しか渡韓できない場合、何を優先すべきですか? A. 年1回なら、持続期間の長い施術を軸にし、回数制の施術は詰め込みすぎないのが現実的です。何を優先するかは肌の状態で変わるため、診察で相談してください。

Q. 年間の費用はいくらくらい見ておけばいいですか? A. 選ぶ施術によって大きく変わります。価格表の数字を足して試算はできますが、表示価格は付加価値税別で、医師を指名する場合は別途KRW 100,000かかります。最終的な金額は診察後に確認してください。


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